8月17日の米国市場
7日の米国株式は、NYダウが前日比171.69ドル安の3万3980.32ドルと6日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同164.426ポイント安の1万2938.123ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億7563万株、ナスダック市場が52億7442万株だった。米10年物国債の利回りが一時2.9%台に上昇(価格は下落)。金利上昇を受け、NYダウは一時320ドルを超える下げとなった。7月のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨では、経済活動とインフレに対する政策調整の影響を評価しながら、政策金利の上昇ペースを遅らせることが、ある時点で適切になる可能性があると指摘。引き締め策の緩和を見込み、下げ幅を縮小する場面もみられた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、ペイパルなどが下落している。
8月16日の米国市場
16日の米国株式は、NYダウが前日比239.57ドル高の3万4152.01ドルと5日続伸
ナスダック総合指数は同25.504ポイント安の1万3102.549ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。
出来高概算は、NY市場が7億9956万株、ナスダック市場が65億3436万株だった。
米小売大手ウォルマートや、ホームセンター大手ホーム・デポの5-7月期業績が好調だったことを好感。景気後退への懸念が緩和され、消費関連株や景気敏感株が買われる展開となった。
NYダウは終値ベースで5月4日(3万4061.06ドル)以来、約3カ月半ぶりに3万4000ドルを回復した。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ネットフリックスやアプライド・マテリアルズ、テスラなどが軟調だった。
8月15日の米国株式市場
15日の米国株式は、NYダウが前週末比151.39ドル高の3万3912.44ドルと4日続伸、ナスダック総合指数が同80.867ポイント高の1万3128.053ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億4081万株、ナスダック市場が59億2107万株だった。中国が15日に発表した7月工業生産や同小売売上高が市場予想平均に届かず、中国景気への警戒感から、朝方は売りが先行した。8月ニューヨーク連銀製造業景況指数がマイナス31.3となり、市場予想平均プラス5.5を大きく下回った。さえない経済指標を受け、FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げペースが弱まるとの見方が強まり、上昇に転じた。NYダウ採用銘柄では、ビザやウォルト・ディズニー、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などが、値上がり率の上位に入っている。
7月1日の米国相場は反発
前週末1日の米国株式は、NYダウが前日比321.83ドル高の3万1097.26ドルと反発、ナスダック総合指数が同99.109ポイント高の1万1127.845ポイントと5日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億2945万株、ナスダック市場が47億6540万株だった。米6月ISM(サプライマネジメント協会)製造業景気指数が53.0となり、市場予想平均54.5を下回った。景気の減速が警戒され、金利上昇のペースが緩むとの見方が台頭。米10年物国債の利回りが一時2.7%台に低下(価格は上昇)し、幅広い銘柄が買われた。NYダウ採用銘柄では、マクドナルドやコカ・コーラ、ボーイングなどが値上がり率の上位に入っている。
6月30日の米国株式が反落
6月30日の米国株式は、NYダウが前日比253.88ドル安の3万775.43ドルと反落、ナスダック総合指数が同149.157ポイント安の1万1028.736ポイントと4日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億5642万株、ナスダック市場が53億8030万株だった。米5月PCE(個人消費支出)が前月比0.2%増となり、市場予想平均の同0.4%増を下回った。個人消費の弱さが警戒されるなか、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は利上げを進める方針を示していることから、景気減速への懸念が高まる格好となった。NYダウ採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやセールスフォース、キャタピラーなどが、値下がり率の上位に入っている。